
秋も深まった先日
ラフマニノフ生誕150周年にちなんで
ラフマニノフづくしの演奏会が
〝下関市生涯学習プラザ〟で行われました。

セルゲイ・ラフマニノフは
ロシアの作曲家で、協奏曲やピアノ曲など
多くの優れた作品を残しました。
フィギュアスケーター浅田真央さんの
演技で使われた
「前奏曲・鐘」が記憶に残っている方も
多いと思います。

今回ラフマニノフの迫力ある演奏を
されたのは
ピアニストの久保千尋さん
チェリストの荒井結さんのお二方です。
プログラムは、ピアノソロ
そしてチェロとピアノのデュオで
進められていきました。


ラフマニノフ自らの演奏会では
必ずアンコールで演奏していたと言われる
「前奏曲・鐘」でスタートです。
繊細なピアニシモと、力強いフォルテシモが
印象に残り
ラフマニノフ独特の和音の響きに
聴き入りました。

2曲目は、今回最も楽しみにしていた
「ヴォカリーズ」。
透き通るようなピアノの音色と
深いチェロの響きが相まった演奏に
心が震えました。

その後演奏された「ピアノソナタ第2番」や
「チェロソナタト長調」などは
初めて聴く曲でしたが
どれもラフマニノフの魅力に
あふれるものばかりで
彼の新たな一面を、知ることができました。


その後、アンコールは演奏曲の中から
多数決で選ぶこととなりました。
予想通り、1番の人気は「ヴォカリーズ」。
大好きな曲を、最後に再び聴かせていただき
2度も感動を味わうことができ
大満足の演奏会でした。

今回の演奏会は、ラフマニノフについて
もっと深く知りたいと思える
私にとって大変意味のあるものでした。
素敵な演奏を聴かせてくださった
久保さん、荒井さんありがとうございました!