【練習しない生徒さんを
どうやって練習させるか】
これは、ピアノ教室が存在する限り
永遠の課題ともいえます。

〝ピアノは好きだけど、練習はめんどくさい〟
実際、そのような生徒さんは多いと思います。
そんな永遠の課題に、大きなヒントを
与えてくれる言葉に出会いました。

《始まりはすべての半分》
(1月18日付け、朝日新聞の地域総合欄)

▪️とりあえず始めてしまえば
▪️目標の半分は達成したことになる。
▪️言いかえれば、それほど始めることこそが
▪️難しい。
そう解釈しました。

もちろんレッスンを受けるだけでも
少しずつは上達しますが
ピアノを習うのであれば
おうちでの練習は必須です。
おうちでの練習を、スムーズに進めるため
講師としてできることは
次の2点だと考えます。


①レッスンを通して
ピアノを好きになってもらう。
嫌いなことは、がんばれません。
②練習曲への興味付け、予習を徹底する。
(導入期は特に念入りに)


ここまでが講師の役割です。
家に帰ってからは、おうちの方の言葉がけが
大切になります。
「どんな曲習ってるか聴かせて」
「その曲きれいね、もう一回聴かせて!」
など、お子さんが前向きな気持ちに
なれるような言葉をかけていただければ
やる気もアップするでしょう。
導入期を過ぎたら、練習はお子さんに
まかせて大丈夫。
当教室の生徒さんの多くは
おうちの方は練習にノータッチで
レッスンに通っています。
ひとりで練習する習慣がついた生徒さんは
小学校4、5年生くらいから
ぐっと伸びてきます。

偶然目にした、新聞記事のおかげで
レッスンのあり方を、今一度考えることが
できました。
日々の練習が、気持ちよく始められるよう
〝おうちでの練習につながるレッスン〟を
これからも、心がけていきたいと思います。