5月も半ばを過ぎ、そろそろ夏の発表会に向けて
本格的に練習を始める時期となりました。

発表会で演奏する曲は
ふだん練習している曲より長く
難易度も高めなので
工夫して進めなければ、仕上げるのに
膨大な時間を要することがあります。
そのため、できるだけ効率的に
進められるよう
取り入れている方法をご紹介します。


それは、【進度表】をつくり
進度を〝見える化〟することです。
具体的には、一曲をできるだけ細かく分け
課題をクリアできたら、セクションごとに
〝正の字〟を書き足していく方法です。
課題は、練習初期は
【テンポと暗譜】を中心に進め
その後は、必要と思われることを
足していきます。


実はこの方法、生徒さん、私、双方に
大変役立っています。
家庭では、ピアノのふたを開けた時点で
どこから練習をスタートし、何をすればいいか
その日の目標が、はっきりしています。
レッスン時も、【進度表】を見れば
その日レッスンで何をすればいいか
一目瞭然。
ムダなく時間を使うことができます。
とてもシンプルな方法ですが
そのメリットは想像以上。


⚫︎練習とは⚫︎
どれだけ時間をかけるか?より
ポイントをしぼって、必要なことを
効率よく行うことが重要だからです。


練習を始めてしばらくは
ゴールがはるか先で
本当に弾けるようになるか
不安になることもあります。
しかし、【進度表】に記入することで
小さな達成感を得ることができ
モチベーション維持にも役立ちます。


今年も、夏の発表会に向けて
【進度表】を使い、ムダなく有意義に
レッスンを進めていこうと考えています。