はじめての発表会に向けて
練習をがんばっているK君(年長)。
昨年の秋に、レッスンを開始して
楽しくおけいこを続けています。
気に入った曲は、とことん練習するタイプの
K君に、今回選曲したのは
ギロック作曲の「インディアンの踊り」。
◉起承転結がはっきりしている
◉不思議なひびきのメロディがある
などの理由で、子供たちに大人気の曲です。
K君も、さっそくこの曲のとりこに!
ただ、初めて演奏を聴いたときは
〝難しそう〟という不安と
〝やってみたい〟という希望が入り混じった
複雑な表情をしていました。
発表会向けの曲なので
これまでテキストで練習してきた曲とは
趣きが異なり
一曲の中に〝初めて〟がたくさん
詰まっています。
【広い音域・指こえ・素速い跳躍】
など、全体にダイナミックな印象です。
が、いざ練習を開始すると
どんどん吸収して、あれよあれよという間に
最後まで弾けるようになりました。
「小さなからだのどこに
そんなパワーがあるの?」
と思うほど、体全体を使って
パワフルに演奏してくれます。
こんな難しい曲は無理だろうと
限界を決めてしまうことなく
チャレンジさせてよかった!
ピアノを教えていると、子供たちの
内に秘めた可能性に、驚かされることが
しばしばあります。
K君も、この発表会を乗りこえることで
可能性がまたひとつ広がっていくと
期待しています。