絶対音感、一時この言葉が
ブームになったこともあり
一般的に、知れ渡るようになりました。

絶対音感とは、聞こえてきた音を
ドレミ…で、瞬時に聞き分ける能力です。
厳密な意味での、絶対音感を持っている人は
0.2〜0.5%と、非常にまれな能力ですが
ゆるい意味での絶対音感
(特定の音のみ、白鍵のみなど)を
持っている人は、もっと多いようです。

この絶対音感、私の中では
〝あれば便利、なくても困らない〟
という位置づけです。
中には、絶対音感のトレーニングだけに
特化した教室もありますが
音楽を学ぶには、それ以外にも
大切な要素が多数あり
その中のひとつに過ぎない、と考えています。
実際、絶対音感がなくても
楽器を演奏したり、音楽を楽しんだり
することは、十分可能です。

当教室では、リトミックのレッスンに
毎回、絶対音感のトレーニングを
組み込んでいます。
絶対音感を身につける方法は、様々ですが
私は、まず基準となる2音から
少しずつ増やしていく方法を
実施しています。
先に、和音から始める方法もあるようですが
グループレッスンでは無理があり
単音での導入を、用いています

年齢に応じて、幼児は〝色カード〟


小学生は〝音符シート〟を、使用しています。


絶対音感の指導において、感じているのは
子供たちの集中力、そして指導者側の根気
その両方がそろって
初めて成功するということです。
また、成果を得るには、長期に渡り
継続していくことが重要です。
絶対音感があることで、音楽の世界が
広がることを願い、これからも
毎週少しずつ、積み重ねていこうと
思っています。
