〝ロマン期〟の導入にオススメの曲集は?

今回は、〝ロマン期〟の導入にオススメの

子供向けの曲集を、ご紹介します。

〝ロマン期〟といえば、やはり

ショパンの人気がダントツですが

いきなりショパンは、ハードルが高く

難しいと思われます。

そこで、〝ロマン期〟のエキスたっぷり

しかも、比較的弾きやすい曲が

多く集められた、シューマン

ユーゲントアルバム」はいかがでしょうか?

この曲集は、子供に深い愛情を注いだ

シューマンが、子供の立場に立って

書いたものです。

特に最初の数曲は、長女の誕生日のために

書かれたもので、子供に寄せる

溢れんばかりの愛情を感じます。

また、シューマン自身が

「家庭生活から生まれた」

と、述べているように、平和な家庭の

雰囲気を感じられます。

その曲集には、小さいお子さんが

ちょっと背伸びをして、発表会で

演奏するのも微笑ましいし

もう少し経験を積んだ生徒さんが

余裕を持って練習するのにも適している

そのようなステキな曲が、多数含まれています。

そんな魅力満載の「ユーゲントアルバム

当教室のレッスンでも、子供たちに

とても人気があります。

全43曲中、子供たちに人気の3曲と

私のお気に入りの2曲を、お聴きください。

◾️子供たちに人気の曲◾️

「兵士の行進」

「最初の損失」(初めての悲しみ)

「楽しき農夫」

◾️私のお気に入り◾️

「愛する5月よ」

「北欧の歌」

いかがでしたか?

私の中では、バッハが心の均衡を保つ

精神安定剤のような役割を

果たしているとすると

シューマンは、心を元気にしてくれる

ビタミン剤のようなものだと思っています。

その音色の豊かさは、心に活力を与えてくれます。

「ユーゲントアルバム」は、シューマン

子供たちに残してくれた

大切な、音楽の財産のようなものです。

子供たちが、よりピアノに親しめるよう

ぜひ「ユーゲントアルバム」を、お役立てください!

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