お盆も過ぎ、少しは涼しくなることを
期待していましたが
日々相変わらずの暑さが続いています。
みなさま猛暑の中
いかがお過ごしでしょうか?

今回は、夏を耳から涼しく過ごせるような
ピアノ曲を5曲ご紹介します。
レベルは、小学生から挑戦できるものを
中心に集めてみました。

①「夏の夜のハバネラ」=平吉毅州作曲
心地よいハバネラのリズムに乗って
ロマンティックなメロディーが
展開していきます。
寝苦しい夜に、さわやかな風が
吹いてきそうです。

②「海の風景」=ギロック作曲
深い海に引き込まれていきそうな
ほの暗い、けれどもかっこいい曲です。
短い中に物語が感じられます。

③「風の即興曲」=中田喜直作曲
そのスピード感から
さわやかに風がかけぬける風景が
目に浮かぶ曲です。
途切れることのない三連符を
流れるように弾くには
かなりのテクニックを要します

④「雨の日のふんすい」=ギロック作曲
ふんすいに降りそそぐ雨・・・
想像しただけで
涼しくなりそうな光景です。
始めは静かに降っていた雨が
だんだん激しくなる様子が
わかりやすく表現されています。

⑤「エチュード 10-1(滝)」=ショパン作曲
最後はショパンで締めくくります。
海外では〝滝〟という副題のついている
こちらのエチュード。
そのスケールの大きさから
日本で見る滝ではなく
ナイアガラなどの、雄大な滝が
目に浮かびます。
(実際に見たことはありませんが・・・)
最高難易度といわれているこの曲は
何度聴いても、初めて聴くような
感動があります。
限界を超えた無理な指の拡張で
何度も手を痛めた曲でもあります。

以上、夏に涼しさを呼ぶ
風や海などをモチーフにした曲を
ご紹介しました。
まだしばらくは、この暑さが続きそうですが
暑さの中にも何か楽しみを見つけながら
工夫して乗り切ろうと思っています。