子供向けのテキストは
クラシックに偏りがちです。
しかし、時にはブルースやジャズ風の曲も
新鮮で、子供たちはすんなり受け入れ
夢中になって練習します。

小6のR君も、ブルース初体験で
その気だるいカッコよさにはまって
家での練習にも力が入りました。
さっそくレッスンで弾いてもらうと
テンポ感よく、ブルースのノリを
うまく表現していました。
頻繁に出てくる、装飾音符(飾りのように
素早く弾く音符)も、丁寧に弾けていて
感心しました。

毎日同じものを、食べ続けると飽きるように
ピアノも、クラシックだけでなく
時には、異なるジャンルのものを
取り入れることで、違う楽しさを
感じることができるようです。
同じ〝知っている〟でも
「聴いたことがある」と「弾いたことがある」
では、その理解度が全く違います。
今回、レッスンで取りあげたことで
R君の音楽の引き出しに
新たに〝ブルース〟が加わりました。
今までは、聴き流していた
その独特のメロディーが
心に留まる日が来るのでは?
と期待しています。

世界中にあふれている、多くの種類の音楽。
レッスンを通じて、それらに触れ
豊かな体験をして欲しい、そう願っています。