一月で急成長

5歳で、ピアノレッスンを開始したK君。

始めの一月は、ピアノの前に座るのは

10分が限度でしたが、二月目に入って

急に変化が現れました。

何曲か弾いたので「ここまでにする?」

と、問いかけると「次も弾く!」

と、意欲を見せ、できるまであきらめず

何度も挑戦しました。

その後、結局レッスン終了まで

弾き続けました。

合格シールも、たくさん貼ることができ

得意満面です。

始めた頃は、指を一本ずつ動かすのも

大変でしたが、一月たった今では

楽譜を目で追いながら、しっかりした音で

1音1音弾けるようになりました。

そのK君の姿からは

〝弾かせられている〟のではなく

〝弾きたい〟という強い意志が

感じられます。

レッスンの内容は、本人の興味に合わせ

とても自由で、鍵盤の端から端まで

順番に弾いてみたり

テキストの、気に入った絵のページを開いて

「これ弾く!」と、まだ習っていない

音符のある曲を、弾いてみたり。

遊びと学習の、区別がついていない

この時期にこそ、音楽を理屈抜きで

楽しんで欲しいものです。

幼い子供の成長は、時に

目を見張るものがあります。

よりよい成長を促すために

私たち大人は、必要な手は差し伸べ

時に見守ることも大切です。

ピアノの指導においても、結果を急がず

まずは、私自身が楽しんで弾いている

姿を示し、ピアノを弾く喜びを

伝えていきたいと思います。

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