植物が好きで、色々育てています。
その中でも、宿根草【冬季、地上部は
枯れても根は残り、春になると
毎年芽吹くありがたいお花】
は、レッスンで子供たちを育てることと
共通部分が多く、待つことの大切さを
学ばせてくれれます。
それは、レッスンにも非常に
役立っていると思えます。


[共通点その1]
宿根草は、1年目はお花はあまり咲かず
2年目、3年目と株が充実し
たくさん咲くようになります。
▶︎ピアノも、初級の段階では
簡単な曲しか弾けませんが
年を追うごとに、素敵な曲が増えてきます。

[共通点その2〕
肥料は多く必要とせず、適期に適量。
▶︎ピアノも、必要以上に手出し口出しせず
子供たちの力を、信じて見守ります。

[共通点その3〕
何年も、同じ場所で咲き続けるので
根をしっかり張らせるために
土作りが非常に大切。
▶︎ピアノも基礎がとても大切。
ここがうまくいかないと、伸びるはずの
芽も枯れてしまいます。
まずは、ピアノを好きになってもらうこと。
その上で、楽譜を読む能力を身につけ
きれいな音色で演奏できる指を
作っていきます。


宿根草は、苗を購入する時
まだ花は咲いておらず
来年、再来年に咲く姿に思いを馳せ
楽しみに待ちます。
本当に気の長い話です。
ピアノのレッスンも、ゼロからスタート。
何も知らない状態の子供たちが
数年経って、楽しそうにピアノを
弾いている姿を想像し、そこに向かって
一歩一歩進んでいきます。

ピアノの生徒さんと宿根草。
どちらも、長い年月愛情を注ぐことで
大きく花開きます。
先を見据えつつ、日々のレッスン
(お花の手入れも)を大切にしていきたい
そう考えています。
