
小6のリトミックのクラスでは
毎年クリスマスシーズンに
アンサンブルを仕上げ
1年間の総まとめとしています。
今年は、最終学年をしめくくるにふさわしい
〝バッハ〟の名曲「主よ人の望みの喜びよ」
にチャレンジしました。
原曲は、オーケストラと合唱のための曲ですが
鍵盤楽器3台用にアレンジしてみました。
セレモニーなどで、耳にすることが多い
この曲は、教会カンタータで
厳粛でありながら、風が吹き抜けるような
さわやかさも持ち合わせています。

今回は、さらにこの曲の軽快さも
感じとってほしいと思い
アップテンポの演奏を試みました。
結果、目標のテンポを上回ることができ
みんなが満足できる演奏で
しめくくることができました。

動画を撮影するにあたり、2回のレッスンを
丸々アンサンブルの練習に当て
集中して取り組みました。
《1回目》は、目標テンポで演奏すること
《2回目》は、バランスをよく聴くことや
メロディーをレガートに歌うことなどを
目標にがんばりました。
動画撮影という、ほどよい緊張感の中
回を重ねるごとに、演奏が深みを増してきて
3人それぞれが、納得のいくものと
なりました。

また、練習中何度もこの曲を聴いていると
あたかも教会の聖堂に居るような
厳かな気分になり
私自身、この曲の素晴らしさを
改めて感じ取ることができました。
集中して練習に取り組む中で
生徒さんたちも、〝バッハ〟ならではの
多声部の響きの美しさに
気づいてくれたようでした。

今回で最後となった
小6のクラスのアンサンブルは
練習から仕上げまでが
偉大な作曲家〝バッハ〟の音楽を共有できる
とても貴重な経験となりました。