2拍子?3拍子?

今回は、19曲ある〝ショパンワルツ〟

の中から、〝第5番〟に焦点を当て

生徒さんの演奏動画(一部分)を交えて

ご紹介したいと思います。

この曲の冒頭部分を、初めて耳にした時

タイトルは〝ワルツ〟なのに

聴こえてくるメロディーは《2拍子》。

なんだかキツネにつままれたような

不思議な気持ちでした。

タイトルの見間違いかと思い

何度も確認したほどです。

その後、楽譜を見て納得。

左手は《3拍子》の伴奏

右手のメロディーは《2拍子》

書かれていました。

《2拍子》と《3拍子》が合わさった

クロスリズム》で作られていて

(クロスリズムは第1テーマのみ)

弾くたびに、不思議な気持ちになります。

またメロディーも、優雅で美しく

たちまちこの曲のとりこになりました。

そんな思い入れのある〝ワルツ第5番〟

小6の Aちゃんが今年の発表会で

演奏してくれます。

選曲の際には、体格的にまだ難しいかなとも

思いましたが

「弾きたい!」

という気持ちを尊重して決定しました。

練習がスタートしてからは

とても熱心に取り組み

私の心配をよそに、あっという間に

譜読みと暗譜を終えてしまいました。

現在は、テンポの揺らしかたや

ダイナミクスなどを微調整中で

仕上がっていく過程を

いっしょに楽しんでいます。

発表会まであと一月あまり。

本番では、たくさんの練習の成果を

発揮してほしいと願っています。

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