ここ最近の発表会で、カッチリした
「ソナチネ」や「ロンド」などが
続いていたMちゃん(小4)。

今年は趣を変えて、邦人作曲家による
しっとりした流れるようなメロディの曲を
薦めてみました。
が、意に反して
「もっと元気で明るい曲がいい!」
という、正直な思いを語ってくれました。

そこで、再びMちゃんの心に
しっくりきそうな曲を探すことに。
〝明るい〟と聞いて、すぐに思いついたのが
モーツァルト作曲
「アイネクライネナハトムジーク」と
ボッケリーニ作曲
「メヌエット」の2曲。
どちらも、弦楽器用の曲をピアノ用に
編曲したもので、元気のもとを
もらえるような、明るい曲です。

2曲聴いてみて、甲乙付けがたい様子の
Mちゃん。
「急がないから、ゆっくり考えてきてね」
というと、深くうなずいていました。

発表会の選曲をする時、大切にしているのは
テクニック面はもとろんのこと
それぞれの生徒さんのよさが
十分引きだせる曲である、ということです。
Mちゃんが、どちらを選ぶか
わかりませんが
どちらも、Mちゃんの明るさ、素直さを
表現できる、ステキな曲だと確信しています。
そして、発表会では聴いているみなさんに
元気を届けてほしいと思っています。