音符を読むのが大好きなS君(5歳)。
テキストに出てくる、学習ずみの音だけでは
物足りず、それ以外の音符が
気になってしかたありません。
連弾をしていても、自分の楽譜より
伴奏の方が気になるらしく
一曲弾き終わると同時に
伴奏の楽譜を指さして
「これは4つのばすよね!」
「これはド?!」(ヘ音記号の下の加線の音)
と質問攻め!
おうちでも伴奏のパートに
チャレンジしているそうです!
加線とは、五線譜から上下にはみ出た音符に
加える線のことです。
お兄ちゃんのレッスンを待つ間も
嬉々として、加線学習用の
マグネットボードでお勉強。
教えたこともないのに
すべて理解しているらしく
お母さまもびっくり!
〝好きこそものの上手なれ〟
とはいいますが
ピアノが大好きなS君にとって
音符を読むことは、楽しみのひとつのようです。
お母さまに、S君のおうちでの様子を
うかがいました。
幼稚園から帰ると、手を洗ってピアノに直行!
その後、ずいぶん長時間ピアノに
向かっているとのこと。
S君にとって、ピアノの練習は
生活の一部になっているようです。
音符の理解が進んだ理由は
長時間の練習によって、楽譜に対する感性が
磨かれたのでは?
と、私なりに分析しています。
文字が読めるようになると
読書によって知識が増え
物語を楽しめるようになります。
同じように、楽譜が読めるようになると
たくさんの曲を演奏でき
音楽の楽しさを、思う存分味わうことが
できます。
S君も、これからたくさんの曲に出会って
音楽を楽しみながら、豊かな人生を
送ってほしいと願っています。