脱力の大切さ

毎回のレッスンは、指のトレーニングから

スタートします。

その内容は、進度によってまちまちですが

最も基本としている〝脱力〟に関しては

進度に関係なく、繰り返し

トレーニングします。

現在小4のT君。

自分なりの、練習のペースをつかみ

無理せず楽しく、ピアノを続けています。

トレーニングも、まじめに取り組んで

フォームもずいぶん整ってきました。

そんな中、今日は〝脱力〟に焦点を絞っての

トレーニングです。

脱力〟を習得する方法は、色々ありますが

私は〝バスティンメソッド〟の指導法を

応用したものを、用いています。

脱力〟は、身体の内部で起きているので

目には見えませんが

手首を〝でんぐり返し〟させるイメージで

動作を覚えることで、自然に

脱力〟へと導きます。

この方法なら、低年齢のお子さんでも

理解することができ、早い段階での

導入も可能です。


テクニックの原点ともいえる〝脱力〟。

力を入れることは、簡単ですが

必要な部分のみ〝脱力〟するのは

大変難しく、コツがあります。

大変重要なテクニックなので

妥協せず、できるまで根気強く指導します。

脱力〟を習得することで

よく響くきれいな音が出せたり

素早い動きが、無理なくできるようになったりします。

T君も、〝脱力〟の大切さを理解し

できるまで、何度も練習しました。

「T君、今日がんばったことは

必ず、これからの演奏に活かされるよ。

これからも、トレーニング続けていこうね!」

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