今回は、〝音の色板〟を使っての
活動の様子をお伝えします。

こちらは「ぶんぶんぶん」の始めの部分です。
使用している〝音の色板〟は
スポンジシートをカットして制作しました。
《色=音名》《大きさ=音価(長さ)》
を表していて、視覚的に瞬時に音符を
理解することができます。
色音符はよく見かけますが
それに長さを加えてみました。
こちらの映像は、ピアノのメロディを聴いて
〝音の色板〟を、配置している様子です。
子供たちは、目新しいアイテムが登場すると
目を輝かせて、取り組んでくれます。
聴音の学習ですが、色板を使うとあって
心なしか楽しそうに、試行錯誤しながら
チャレンジしています。
実際に手を動かすことで、聴いたものを
形にします。
そうすることで、インプットとアウトプット
2つをセットにして、音を定着させる
ねらいもあります。

楽譜を読むのが、左脳の働きなら
〝音の色板〟を使った活動は
直感的で、右脳が働いていると言えます。
もともとピアノは、両手を同時に使うことで
右脳と左脳、両方を刺激していますが
さらに、楽譜を読む、音を聴くなどの
作業を繰り返す中で、左右の脳を
バランスよく刺激しています。
そう考えると、音楽は意識しなくても
自然にバランスよく、脳をトレーニング
していることがわかります。
〝学習〟と聞くと、問題を解くことや
漢字を暗記することなどを
思い浮かべますが、実は、楽器の演奏は
大量の情報処理をしながら
頭をフル回転させていて、想像以上に
《脳トレ=学習》をしていると
いえるでしょう。

今回は初回なので《ド、レ、ミ》3音だけでの
チャレンジでしたが
これから、回を追うごとに音を増やし
リズムのパターンも、複雑にしていく
予定です。
〝音の色板〟を使用した活動を
さらに進化させ、楽しみながら
子供たちの脳の活性化に
役立てたいと思います。
