時には連弾で

通常のレッスンで、使用している

テキストは、ソロ曲がほとんどですが

まれに、巻末あたりに連弾曲があって

取り組むことがあります。

連弾は、ソロとは違う楽しさがあります。

また、二人の息を合わせることは

想像以上に難しく、大変勉強にもなります。

小3のSちゃんも、今その連弾を

練習中の一人です。

曲は、モーツァルトの〝メヌエット〟。

ユニゾン(両手で同じ音を弾くこと)で

堂々たる始まりのメロディーを

思い切り弾いた後、優しいメロディーに

変化する部分では、ハッとさせられます。

二人で合わせると、強さの変化も

2倍表現できます。

そこには、相乗効果が生まれるようで

気分も盛り上がります。

少し弾いた後、久しぶりに連弾した感想を

ひとつずつ出し合うことに。

Sちゃんは、しばらく考え込んでいたので

私から先に。

「連弾は音に厚みが出てきれいね!

特に、低音の響きが加わることで

迫力が出るね。」

次はSちゃん。

「同じメロディーが、ひとりで弾くのとは

違って聴こえる」

との感想に、なるほどと思いました。


一人では難しいことも、二人なら

表現できることがあります。

それは、ダイナミクス(強弱)だったり

リズムのノリだったり。

そして、二人の息がピッタリ合って

思い通りの演奏ができた時は

喜びもまた倍増します。

レッスンを始めた頃は、たくさんの

連弾曲に触れ、ピアノを弾く楽しさ、

ハーモニーの美しさを、存分に味わった

子供たち。

テキストが進むと、ソロ曲中心となりますが

時には連弾を通して、違った角度から

ピアノに親しむのも、新鮮で

新しい発見がありそうです。

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