速い曲が得意なS君(小2)。
今年の発表会は速くてかっこいい
〝タランテラ〟(ブルグミュラー作曲)を
演奏します。

舞曲である〝タランテラ〟の起源は

◾️毒グモ(タランチュラ)に噛まれた際◾️
◾️激しく踊ると治療効果がある◾️

とされた、摩訶不思議なものです。
多数の〝タランテラ〟がありますが
どれも速く激しいものばかりです。
その激しさは、速さとダイナミクス(強弱)で
表現されます。

発表会まで残りわずかとなった先日は
ダイナミクスに的をしぼっての
レッスンとなりました。

より強弱を理解してもらうため
同じメロディーを、フォルテとピアノ で
弾き比べる練習をくりかえしました。
練習を重ねていくうちに
フォルテとピアノ の幅が、少しずつ広がり
音質もはっきりきれいになってきました。
ただ通して弾くと、強弱の切り替えが難しく
うっかり忘れてしまうこともあり
曲の流れの中で、自然に表現することが
これからの課題です。

頭と身体で、ダイナミクスを理解したS君。
発表会では〝タランテラ〟独特の激しさを
思いきり表現してほしいと思っています。