〝いいこと〟って?

幼い生徒さんのレッスンでは

タイトルや挿し絵から、お話が広がることが

よくあります。

そのお話がヒントになり

曲に、より気持ちがこもったり

曲の内容をイメージできたり。

そういう意味でも、タイトルや挿し絵は

子どもたちが、生き生きと演奏するために

重要な役割があるといえます。

先日の、A君(小1)のレッスンでのこと。

いいことありそう!」(バーディー作曲)の

練習に入る前に

〝いいこと〟って何がある?

質問を投げかけてみました。

私の中では

《ゲームを買ってもらうこと》や

《遊園地にお出かけすること》などを

勝手に予想していたのですが・・・

A君「雨が降って、その後上がって

きれいな虹が出ること

私「どうして?

A君「めったにそんなことないから

詩的でステキな〝いいこと〟を

思い浮かべていました。

その豊かな発想に、ほっこりと温かい

気持ちになりました。

幼い生徒さんにとって、ピアノが

日常生活から、かけ離れたところに

あるのではなく

普段の生活の、延長線上にあれば

より安心して楽しめるのではないかと

今回、改めて実感しました。

お母さまに

どうして授業の30分は長いのに

ピアノは短いの?

と、尋ねるくらいピアノを弾くことが

好きなA君。

レッスン時間が、あっという間に終わるほど

いつも夢中になって、ピアノを弾いています。

これからも、〝ピアノが大好き!

その気持ちを、大切にしていきたいと

思っています。

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