日増しに暖かくなり
春の訪れに、喜びをを感じています。
毎年春になると、何か新しいことを
始めてみたくなります。
春には、人の心を前向きにさせる
自然のエネルギーが、備わっているように
感じます。
そして、春になるとなぜか必ず
〝聴きたくなる・弾きたくなる曲〟
があります。
今回は、そんな曲を集めてみました。

【目覚めよと呼ぶ声が聞こえ】
(教会カンタータ)
・・・J.S.バッハ作曲・・・
シンプルなつくりのこの曲は
美しさが、ストレートに心に届きます。
初めて聴いた時も、自然に心になじみ
心の奥底から癒やされたことを
覚えています。
神聖な気持ちにしてくれる名曲です。

【春のささやき】
・・・シンディング作曲・・・
絶え間ない、伴奏の速いパッセージが
春を迎える喜びとともに
不安でざわついた心の動きを
表現しているかのようです。
二つの心の動きが 交錯しつつ
展開していきます。

【平均律 第1巻 第13番】
・・・J.S.バッハ作曲・・・
その明るさと、優しさに満ちたメロディに
心を奪われたこの曲は
私の中では、春のイメージです。
後半のフーガは、3声のメロディが
うまく融合して、美しい響きを
作りだしています。
弾きながら、心がじんわりと
温かくなるような気がします。

以上、特に思い入れのある3曲を
ご紹介しました。
音楽とともに過ごす、春のうららかな日は
私にとって、かけがえのない
大切な時間となっています。