小4は転換期?

教育業界では〝小4は転換期〟

と、いわれています。

今回は、ピアノのレッスンという観点から

小4の転換期〟について

気づいたことや、感じていることを

お伝えします。

ピアノ教室では、一人の生徒さんと

関わる期間が、とても長く

中には、幼児から大学生まで

20年近く、通われる生徒さんも

いらっしゃいます。

その中で、ひとりひとりの生徒さんの

成長を、線で捉えることができ

それぞれの年齢の特徴や

大きく変化する時期など

人間が生まれながらに持っている

プログラムの不思議さを

深く感じます。

ピアノのレッスンに、限っていえば

小4の転換期〟は、その後のピアノライフを

左右する、とても意味のある

時期だといえます。

具体的には、練習に対する姿勢が

変わってくるのが、この時期です。

以前から、練習熱心だった子供さんには

大きな変化はありませんが

どちらかというと、やらされている感が

漂っていた子供さんは、ここにきて

急に、自分の意思を持って

練習を始めます。

それは、言葉のはしばしや、演奏から

伝わってきます。

それまでは、「6年になったらやめる」

と、言っていた生徒さんが

自ら毎日欠かさず、練習するようになったり

おうちの方に言われて

しぶしぶ練習していた生徒さんが

発表会の選曲に意欲的で

難易度の高い曲を選んだり

うれしい変化を、目の当たりにすることが

たびたびあります。

子供たちのの成長を、間近で感じることは

講師冥利に尽きます。

現在は、5名の4年生の生徒さんが

それぞれのペースで、いい方向に

変わってきているのを、感じています。

それに合わせて、こちらも

それまでの、手取り足取りの指導ではなく

本人の自主性を、重んじながら

一歩引いたところからの指導に

方向転換していきます。

子供の成長に合わせて

うまくシフトしていくためには

日々のレッスンでの、細かい観察が

欠かせません。

ただ、一方的に指導するのではなく

レッスンでうまれる対話や、表情などから

常に、情報を読みとっていきます。

うまく転換期を通過し

小学校も高学年になると

心も身体も、ひとまわり大きく成長していき

テクニック・表現力ともに

ぐんぐん伸びていきます。

そんな、子供の自然な成長を、見守りつつ

さらなる飛躍の、手助けができるように

常に、心のアンテナを鋭敏に保ちつつ

レッスンに、臨んでいきたいと思っています。

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