今日は、試験を終えたばかりの
中学生のレッスンが続きました。
2日間の試験を終え、さぞかし疲れているだろうと思いきや
どの子も開放感からか、明るく
スッキリした表情での入室でした。

「数学が難しかった〜!」など
試験内容の報告(?)を一通り終えた後
さっそくレッスン開始です。
さすがに試験期間は、練習時間も
あまり取れないだろう、との予想は
みごとに裏切られ、みんないつも通り
丁寧に練習できていました。
その中の一人は
「試験勉強の合間に、リラックスするために、ピアノを弾きました!」
と、うれしいことを言ってくれました。

自分の中学生の頃を振り返ると
音大受験が決まっていた当時は
日々ノルマをこなすのが必死で
そこに楽しむ余裕は、なかったような気がします。
好きな曲を弾くなんて持ってのほか
ひたすら課題曲と、格闘する日々でした。
幼い頃から、好きで続けたピアノですが
逃げ出したい気持ちも、あったかもしれません。
ですから、今を楽しんでいる子供たちを
見ていると、少しうらやましい気持ちがあります。
もちろん、大変だった当時があるからこそ
ピアノ講師の仕事に就くことができ
たくさんの出会いに、幸せを
感じることができるのですが。

思春期真っ只中の中学生。
友人関係や、勉強などで悩みも多い
この時期ですが
ピアノを弾いて、少しでも心のバランスを
とることで、充実した毎日を送って欲しい
そう願っています。