
先日のレッスンでのこと。
Y君(小3)が真剣な顔で
「先生、どうして最後の音は
いつもドなの?」
と疑問をぶつけてきました。

日ごろから、いろいろな気づきや疑問を
投げかけてくれるY君。
今回の疑問は、調性に関する
音楽理論の中でも、とても大切な事項なので
できるだけわかりやすく
説明することにしました。

まず、曲にはそれぞれ調があること。
調によって、最後の音(主音)が
決まっていることを説明しました。
(例外もあります)

その後、知っている曲を例に出して
主音以外で終わらせ、どう聴こえるか
試してみました。
はじめは、ピンとこなかったY君も
いくつか例を聴くうちに
納得したようでした。

ふつうは当たり前過ぎて
見過ごしがちなことに、疑問をもったY君。
ピアノを習い、ただ練習するだけではなく
常にアンテナを張りめぐらせ
音楽における、様々なルールや仕組みに
興味を示します。

小さな疑問が、知識を増やし
音楽の世界を広げることもあるでしょう。
これからも、疑問に応えながら
音楽を楽しむY君を
応援したいと思っています。

