ついにスイッチが入りました!

発表会に向けての練習のペースは

個人差が大きいです。

◉曲が決まったとたん

地道に譜読みを進める生徒さん。

◉はじめはやる気を見せたものの

中だるみでペースダウンする生徒さん。

◉まだ大丈夫とばかり

練習を先のばしにする生徒さん。

などなど・・・

不測の事態にそなえて

余裕をもって、曲を渡してはいますが

さすがに2か月前がタイムリミット。

この時点で、譜読みがたくさん残っている

生徒さんがいると

突然、私の中で赤信号が点滅し始めます。

小3のNちゃん。

今年演奏するのは

ギロック作曲「パリの休日」。

夢見るようなステキなこの曲を

大変気に入ったものの

譜読みが少々複雑で、なかなか前に進めず

どうしたものかと思案していました。

そこで、補講レッスンをして

とにかく譜読みを終わらせようということに。

そしてむかえた補講レッスンでのこと。

突然、難しかった部分が

スムーズに弾けるようになっていました。

いったいどうやって練習したのか

たずねると

「毎日、夜中にたくさん練習したよ!」

と教えてくれました。

《補講レッスン》と聞いたとたん

「これはまずい!

と悟ったのでしょう。

結局は、【練習時間の確保】

課題だったようです。

誰に言われるでもなく、夜中に

眠いのを我慢してがんばったNちゃん。

「これからも毎日たくさん練習する!」

曲の全体像が見えてきて

練習にもはずみがついてきました。

譜読みを終わらせたら

速いテンポにチャレンジしたり

ペダルをふんだり

「パリの休日」がどんどん魅力的に

変化していきます。

Nちゃん、ここからが勝負!

気をゆるめずにがんばろうね。