小3のAちゃん、昨年6月に入会後
半年あまりが過ぎました。

思い起こせば、Aちゃんとの出会いは
とても印象深いものでした。
初回のレッスンで、以前通っていた
お教室で習っていた曲を
弾いてもらったのですが
音楽を〝心で感じる〟を通り越して
〝身体全体で感じている〟ことが
伝わってきました。
その音楽に向けるひたむきな気持ちに
心を打たれるとともに
〝その思いに応えられるよう
私もがんばらなければ〟と
身の引き締まる思いでした。

その後、半年間レッスンを通して
Aちゃんを見てきましたが
音楽への思いは、深くなる一方のようで
ひとつひとつの音を、慈しむように
とても大切に弾いています。
テキストの曲はもちろんのこと
現在は、本人の強い希望もあり
少し背伸びをして、ショパンの曲に
チャレンジしています。
楽譜を渡す前は
「無理をさせているのでは?」
と、心配もありましたが
それも杞憂に終わりました。

こちらは、終盤にある〝35連符〟の
練習風景です。
メトロノームに合わせて
徐々にテンポを上げていきます。
大切ですが、とても根気のいる練習です。
どれだけ音の粒をそろえて高速で弾けるか
自分へのチャレンジです。
難しい譜読みも、楽しんで
取り組んでいるようです。
また、自分で工夫してYouTubeなども
参考にして、練習していると聞きました。
現代っ子ならではの練習方法だと感心します。

大変な練習を、つらいと思わず
楽しんでいる様子を見て
〝好きこそものの上手なれ〟
まさに、この言葉通りだなと実感しています。
「Aちゃん、これからもずっと
ピアノを楽しんでいけるように
精いっぱい応援しているよ!」
